プライマリーオイル

ハーレーダビッドソン社が採用している「プライマリー」という機構は、エンジンで得た動力を、リアホイールに伝えるための重要な役割を果たしています。
プライマリーオイルの役割は、プライマリーチェーンとスプロケットがスムーズに動くようにすることと、クラッチの熱を冷ますということです。  

ちなみに、プライマリー内部でオイルが泡立ってしまうと、オイルの粘性が落ちてしまい、オイルとしての役割を果たせなくなってしまいますので、泡立ちにくい性質のオイルが使われています(トランスミッションオイルも同様)。
プライマリーオイルは「エンジンオイルの交換2回ごとに、プライマリーオイルの交換を1回」と考えればよく、トランスミッションオイルと同じタイミングで交換していくと良いでしょう。  

交換方法としては「プライマリーカバーの下のほうにあるドレンプラグを緩め、プライマリーオイルを抜く」「新しいオイルを入れる」という流れになります。
使い古されたプライマリーオイルは、他の部位に比べて、金属粉が混じっていることが多いようですが、あまりにも異物が多いならば、ショップに相談しましょう。